総統の紹介

蔡英文 総統

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蔡英文総統は1956年、台北市生まれ。家族は屏東県枋山郷の出身。蔡総統は、両親が経営する自動車修理工場で育った。こうした家庭で育ったことから、プロフェッショナル、柔軟さ、粘り強さ、努力といった中小企業の精神を受け継いだ。

蔡総統は国立台湾大学法律学科を卒業後(1978)、米国と英国に留学した。米コーネル大学で法学修士号を取得(1980)。続いて英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法学博士号を取得(1984)。国際貿易法と競争法を専門分野とした。

留学から帰国後、国立政治大学法律学科副教授及び教授(1984-1990)、東呉大学法律研究所教授(1991-1993)、国立政治大学国際貿易学科教授(1993-2000)を務めた。

蔡総統は1980年代後半より台湾の対外貿易交渉に参加するようになった。特に1990年から2002年にかけて台湾が「関税及び貿易に関する一般協定」(GATT)、「世界貿易機関」(WTO)に加盟を推進する中で、蔡総統は交渉顧問(1992-2000)を務め、最前線で重要な交渉に参与し、台湾経済の移り変わりの歴史を見届けた。1990年代、蔡総統はAPEC(アジア太平洋経済協力)の会合にいつも出席し、貿易及び投資委員会サービス業小委員会の議長を務めた。

1990年代後半より、両岸関係が何度か大きなうねりがあった。蔡総統はその間、行政院大陸委員会諮問委員(1994-1998)、国家安全会議諮問委員(1999-2000)、行政院大陸委員会主任委員(2000-2004)を歴任し、両岸関係の発展に努めた。

蔡総統は2004年に民主進歩党(以下、民進党)に入党。民進党の公認を受け、比例代表で立法委員(国会議員)を務め(2004-2006)、その後、行政院副院長(副首相)に抜擢された(2006-2007)。民進党が野党に転じた2008年、蔡総統は第12代民進党主席(党首)に選出され、台湾初の女性の主要政党指導者となった。2010年に再選され(2010-2012)、2014年に再び民進党主席に選ばれた(2014-2018)。

2012年の第13代総統選挙に民進党公認候補として初出馬した際は、台湾初の女性総統候補者となった。2016年の第14代総統選挙に民進党公認候補として再度出馬し、当選すると、台湾の歴史上初の女性国家元首となり、またアジアで初の政治家の家庭出身ではない女性総統(大統領)にもなった。2020年の第15代総統選挙に民進党公認候補として出馬し、史上最高となる817万票余りを得票し、再選を果たした。

【総統府 2020年5月20日】