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台湾国立交通大学 京都大学iPS細胞研究基金と教育・科学研究協力に関する覚書を締結

20205月、台湾国立交通大学スマート医療センター(Center for Smart Healthcare)は日本の京都大学iPS細胞研究基金 (CiRA Foundation)と工学分野での教育・研究の相互協力を推進する覚書を締結した。当該会所長でノーベル生理医学賞受賞者である山中伸弥教授と医療AIセンター長の林奇宏教授が代表して調印を行った。

双方は協力の上、幹細胞と再生医療の教育研究を推進し、また幹細胞生成過程にICTとバイオメディカルテクノロジー導入に焦点をあて、幹細胞再生医療の臨床応用及びiPS細胞の早期培養自動化を目指す。

交通大学・陽明大学チームは昨年、張懋中・前学長の引率にて京都大学 とiPS細胞研究基金(CiRA Foundation)を訪れた。一方、高須直子・基金会副所長もチームを率いて、実際に両校を訪問し、教育・研究の理解をさらに深めたことで、陳信宏・交通大学学長及び郭旭崧・陽明大学学長より協力の合意を得るに至った。その際、iPS細胞研究基金は台北栄総合病院、国家衛生研究院、台湾半導体研究センター及び桃園遠雄自由貿易港エリアへの訪問により、台湾の研究開発への理解をさらに深めた。幾度にもわたるコンサルティングや相互に訪問を繰り返し、実質的な協力の決議に至った。また、再生医学の基礎研究及びトレーニングが幹細胞の臨床応用に伴う倫理規則や生命の尊厳に関する問題を論じるにまで発展した。

近年、交通大学は陽明大学と合弁でBioICT®プラン、つまりスマート医学やAI医療に半導体やICTを活用するプロジェクトを推進している。幹細胞の培養過程は経験を積んだ信頼のおける技術者に頼っているが、これでは費用がかかり、大量生産ができないため、先進的な方法を利用して、いかに生成過程を自動化するかが課題となっている。交通大学AIセンターの見解では、iPS細胞研究基金が初の海外研究所との協力調印により、今後双方が交通大学と陽明大学が強みとする半導対やICTを活用し、また京都大学iPS細胞研究基金は細胞生成技術を運用し共同でiPS細胞の培養プロセスの強化を図るとしている。

交通大學張懋中前校長於2019年12月率領陽明交大團隊參訪京都大學及iPS細胞研究基金會

201912月、張懋中・交通大学前学長陽明・交通大チームを引率し京都大学及びiPS細胞研究基金会を訪問

(左から鄭蕙芬・京都大学助教授、邱士華・台北栄民総合病院眼科及び教学研究部主治医師/教授、林奇宏・交通大学AI医療推進センター長/教授、張懋中・交通大学前学長、高須直子・京都大学iPS細胞研究基金会副所長、塚原正義博士、出口収平博士、董建億・陽明大学栄陽遺伝子体研究センター博士、陳玠甫・京都大学客員教授、施宣麟・交通大学校友会代表)