【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2024年11月第2週TOPICS
【頼総統、石破首相の再選祝福 台湾と日本の関係深化に期待-政治-】
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は12日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、前日に日本の衆院本会議で行われた首相指名選挙で、自民党の石破茂総裁が選出されたことについて「心よりお祝い申し上げます」と祝福した。「日本の新政権と手を取り合い協力し、双方の関係を深化させていけるよう期待しています」と述べた。
頼総統は「台日関係は一貫して緊密且つ友好です」とした上で、「ともに民主主義の価値を守り、インド太平洋地域の平和・安定・繁栄を促進していきましょう」とメッセージを送った。
また外交部(外務省)は11日、報道資料を通じ、石破氏や閣僚らに祝電を送るよう台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)に指示したと説明。台日関係については、自由や民主主義、法の支配、人権などの普遍的価値を共有する重要な友人でありパートナーだと強調した。
その上で、日本政府は一貫して台湾海峡情勢を重視し、さまざまな国際的な場で台湾海峡の平和と安定に注視するよう国際社会に呼びかけているとした他、台湾の国際参加を支援するなどし、具体的な行動で台湾への支持を示しているとした。
さらに既存の良好な基礎の上で、引き続き石破氏が率いる新政権と共に価値観外交や経済外交、同盟外交を推進し、双方の実質的なパートナー関係をより強化し、台湾海峡とインド太平洋地域の平和や安定、繁栄を促すことを望むと期待を寄せた。:2024年11月12日
【日本ゴルフ殿堂入りの謝敏男さんが回顧録出版「60年間の奮闘史」 後進の参考に/台湾芸能スポーツ-】
(新北中央社)日本プロゴルフ殿堂入りを果たしている台湾ゴルフ界の名選手、謝敏男さんがゴルフ人生を振り返った書籍の出版発表会が12日、北部・新北市淡水の台湾ゴルフクラブで開かれた。発表会に出席した謝さんは「これは60年間のゴルフの奮闘史」だと述べ、後進に役立ててもらえればと話した。
1940年生まれで現在84歳の謝さん。台湾ゴルフクラブの前身、淡水ゴルフ場の第13ホールの裏手で育ち、子供の頃からゴルフに親しんだ。64年に世界アマで個人1位となり、翌65年にプロに転向。67年に来日し、82年には日本の大会で12日間連続トップ、3週連続優勝という快挙を成し遂げた。2019年度に日本プロゴルフ殿堂入りした。
謝さんは、人生はゴルフと同じだと語る。「いつだって起伏がある。最初にボギーを喫しても焦る必要はない。連続バーディーの時まで待てば楽しくなるから」と話した。
謝さんは今でも規則正しい生活を送っており、週2回の筋トレは欠かさない。13日に開幕する富邦シニアオープンにも参加し、国内外の名選手と戦う。
発表会に出席した富邦グループの蔡明忠董事長(会長)は、2002年に謝さんが通算50勝を達成した際、お祝いとして50卓の宴会を開こうとしたところ、謝さんから「そのお金で大会を開いてほしい」と言われ、それがきっかけで富邦シニアオープンが誕生したと明かした。:2024年11月12日
【デジタル競争力、台湾は世界9位 7項目でトップ3入り スイスIMD調査–経済-】
(台北中央社)スイスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)が14日に発表した2024年の世界デジタル競争力ランキングで、台湾は世界67カ国・地域中9位で、前年の順位を維持した。59の指標のうち7項目でトップ3に入った。
ランキングの公表は今年で8年目。「知識」「技術」「将来への準備」の三つの観点から、調査対象国・地域のデジタルトランスフォーメーション(DX)への適応や探求、運用について、またこれらに関するエネルギーや整備の進捗(しんちょく)状況について評価した。
台湾は観点別では「知識」が19位、「技術」が7位、「将来への準備」が6位だった。また指標別では「IT・メディア分野の株式時価総額(対GDP比)」が1位、「人口当たりの研究開発人員割合」と「企業の俊敏性」が2位、「PISA(学習到達度調査)における数学の評価」「高等教育修了率」「研究開発費(対GDP比)」「ハイテク輸出(対GDP比)」が3位だった。
上位10カ国・地域は1位から順にシンガポール、スイス、デンマーク、米国、スウェーデン、韓国、香港、オランダ、台湾、ノルウェー。日本は31位だった。
数位発展部(デジタル発展省)は14日、報道資料でランキングについて知らせた。今後も行政院(内閣)国家発展基金のAIベンチャー投資を通じて、AI産業のエコシステム形成を促していくとした。:2024年11月14日
【今年の訪台日本人客、100万人突破 回復加速目指す=観光署/台湾-観光-】
(台北中央社)交通部観光署(観光庁)は13日、今年の訪台日本人客が10月までに100万人を突破したと発表した。前年同期比で5割近く増加した。第4四半期(10~12月)には新型コロナウイルス禍後の最高に達すると見込んでいる。
同署の統計によれば、昨年1~10月の訪台日本人客は68万4361人だった。
同署は日本を重要な市場の一つと位置付け、さまざまな施策を展開している。俳優の妻夫木聡さんを今年度の日本向け観光アンバサダーに起用し、CMを通じて台湾ならではの「人情味」を伝える他、先月には日本旅行業協会(JATA)との共催で、天灯(スカイランタン)上げイベントを北部・新北市平渓区で開き、日本人客1000人以上を呼び込んだ。
また、台北市の超高層ビル「台北101」の展望台では、大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打ボールを展示する特別展が13日から始まった。同署は台北101と共にパッケージ商品や観光プランのPRを進め、訪台日本人客の回復を加速させたいとしている。特別展は来年3月2日まで。:2024年11月14日
【北海道美唄市長が花蓮県富里郷を訪問 交流深める/台湾–社会-】
(花蓮中央社)北海道美唄市の桜井恒市長ら一行が13日、東部・花蓮県富里郷を訪問した。美唄市と富里郷は先月、友好交流協定を結んだ。来年上半期には江東成富里郷長らが美唄市を訪問する予定で、相互訪問によって交流深化を図る。
両市郷は先月1日、リモート形式で友好交流協定を締結。粘信士(ねんしんし)台北駐日経済文化代表処札幌分処長(総領事)の働きかけによって実現した。今後、文化や経済、産業、芸術、農業、観光など幅広い分野で交流を推進していく。
一行は富里駅に到着すると、富里郷の関係者らから歓迎を受けた。駅では地元の台湾原住民(先住民)族集落の女性による歌や踊りが披露された。その後、郷公所(役場)を訪れ、記念品を相互に贈呈したり、地元の農産物の紹介を受けたりした他、東富禅寺や富里農会(農協)にも足を運んだ。
江郷長は、先月末の台風21号襲来後に美唄市から札幌分処を通じてお見舞いが表明されたことに触れ、桜井市長が自ら訪問団を率いて来訪したことに感謝した。:2024年11月14日