蕭副総統、パラオ公式訪問の締めくくりで「貴重な学びと収穫あった」
蕭美琴副総統は10日午前、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つ友好国、パラオ共和国への公式訪問にあたり同行した記者団との茶話会を開き、頼総統から託された3つの任務について説明するとともに、今回の訪問に対する思いと成果を語った。蕭副総統は、今回、頼清徳総統の付託を受け、台湾の国民を代表してパラオを訪問できたことを大変光栄に思うと同時に、自身も多くの貴重な学びと収穫を得たと述べた。
蕭副総統は、総統から託された第一の任務は「台湾とパラオの友情の深化」であり、訪問期間中、スランゲル・ウィップス・ジュニア大統領が自ら同行し、パラオを代表する観光地や史跡の案内を受けたほか、伝統的指導者や政府高官を含む各界の人々とも交流したと説明。さらに、空港で蕭副総統を出迎えたレイノルド・オイロー副大統領は、保健相を兼任している立場から、医療分野における台湾とパラオの協力成果を紹介してくれたと述べた。このほか、多くの現地の子供たちとも交流し、さまざまなイベントから視察に至るまで、各地で温かい歓迎を受け、全体として、幅広い層と接触し、草の根の活動や台湾・パラオ協力プロジェクトの視察においても、現地の人々と良好な関係を築くことができたとした。
第二の任務である「パラオの観光推進支援」について、観光産業はパラオの重要な産業の一つであり、パラオ側も台湾による観光推進支援を期待していると指摘。ウィップス大統領の案内のもと、パラオの美しい景色を目の当たりにし、台湾人旅行者の観光の嗜好についてもパラオ側と意見交換を重ねた述べた。
第三の任務は「台湾とパラオの国交における長年の努力の成果を見届けること」であるとし、道路建設では、バベルダオブ島やペリリュー島で、台湾の支援による多くのインフラ工事を視察、現地の至る所で見られる中華民国とパラオの国旗も、双方が共同で努力してきた成果を象徴していると述べた。また、パラオにおける台湾の技術団の努力と貢献について、専門技術を活用した農業発展の支援や、教育、言語学習といった分野での協力に加え、情報技術(IT)分野でも現地でデジタル化の推進を支援するなどし、これら支援の成果はパラオ国民も深く実感していると語った。さらにパラオ国民の栄養改善にも寄与しており、これは医療および公衆衛生分野における緊密な協力とも関連していると説明。技術団が栽培した新鮮な野菜や果物は、現地の子どもらにより多様な選択肢を提供していると述べた。現地ではかつて地理的な要因から、主に缶詰食品が多く食されてきたが、加工食品は長期的に見て身体への負担となる可能性があるため、台湾が新鮮な野菜や果物の普及を通じて交流を図っていることも、パラオ側から高く評価されていると表明した。
医療協力分野では、政府が支援するプロジェクトだけでなく、新光医院など台湾の民間からも多くの貢献が寄せられているのを目の当たりにしたと述べた。長庚医院の医師も現地で無料ボランティア診療を行ったり、頼総統の「青年百億海外圓夢基金計畫」に参加する若い医学生と共同で医療外交に従事するなどし、各分野において双方が緊密な協力を展開していると語った。
蕭副総統は、この数日間の交流と対話を通じて、パラオの文化と国家ビジョンへの理解をさらに深めることができたと述べた。さらに、パラオは台湾に最も近い国交樹立国であるだけでなく、両国がともに島国であり、オーストロネシア語族の歴史的起源を共有していると指摘。伝統文化に深い誇りを抱いている人々に触れ、パラオの伝統的指導者と交流する中、台湾の先住民族に関し、頼総統の「青年百億海外圓夢基金計畫」を拡大活用し、台湾の先住民の若者とパラオの若者との文化交流をいかに促進するかについても話し合ったことを明かした。
ウィップス大統領は同日昼の台湾側によるレセプションで、パラオの政府と国民を代表し、蕭副総統が初の公式訪問先としてパラオを選んだことに謝意を表すると述べた。また、蕭副総統が今回多くの場所を訪問し、メディアを通じてパラオを紹介し、より多くの台湾人旅行者のパラオ訪問を促してくれたことは、両国国民の友情をさらに深めるものであると述べた。また、蕭副総統のパラオ国会での演説は、台湾とパラオが手を携えて繁栄を創出し、自由、民主主義、法治を守り抜くという確固たるコミットメントを再び示すものであったと指摘。引き続き台湾が世界保健機関(WHO)、国際民間航空機関(ICAO)など国際メカニズムに有意義な参加を果たし、国際社会に貢献できるよう支持する姿勢を再確認した。さらに、ドローンを活用した医薬品の輸送や人命救助、長年にわたるパラオの道路、水利、医療、教育、漁港などのインフラ整備の支援を含む、パラオ国民の生活向上に対する台湾の多大な貢献に対し、あらためて感謝すると述べた。
同日午後、蕭副総統は中華民国駐パラオ共和国大使館を訪問し、陳剛毅大使や大使館のスタッフらと交流し、台湾とパラオの国交推進に貢献していることに謝意を示した。全ての日程を終えた後、蕭副総統らはパラオ国際空港向かい、オイロー副総統や警察儀仗隊に見送られて同国を後にした。
Taiwan Today:2026年6月11日
写真提供:総統府
蕭副総統(右)は10日、パラオ共和国への公式訪問を振り返り、台湾の国民を代表してパラオを訪問できたことを大変光栄に思うと同時に、自身も多くの貴重な学びと収穫を得たと述べた。同国のウィップス大統領(左)は、初の公式訪問先としてパラオを選んだことに謝意を表するとし、蕭副総統が台湾人旅行者のパラオ訪問を促してくれたことは、両国国民の友情をさらに深めるものであると述べた。
