英豪外相・国防相会合、台湾海峡「平和・安定の重要性と平和的解決」呼びかけ

　英国とオーストラリアの外相・国防相による閣僚会合「AUKMIN」が16日、英ロンドンにおいて行われた。会合後に共同声明が発表され、「台湾海峡をめぐる平和と安定は極めて重要だ。問題は平和的に解決されるべきで、威圧、武力、脅迫並びに一方的な現状変更に反対することを改めて強調する」と表明した。両国は、国際社会が台湾市民の専門知識から恩恵を受けており、台湾の国際機関への有意義な参加を支持することに尽力し、経済、貿易、科学技術、文化の分野で台湾との関係を引き続き深めていきたいとの考えを示している。外交部（日本の外務省に相当）は、英国とオーストラリアが過去2年間に3回、公の場において共同で台湾への支持を表明したことに対して、高い評価と歓迎の意を表した。

　閣僚会合に出席したのは、英国のデイヴィッド・ラミー外相とジョン・ヒーリー国防相、オーストラリアのリチャード・マールズ副首相兼国防大臣とペニー・ウォン外務大臣の4名。

　これについて外交部は、「台湾、英国、オーストラリアは、民主主義、自由、法の支配などの普遍的価値観を共有し、理念を同じくするパートナーで、インド太平洋地域の平和と安定を守るための重要な力でもある。台湾は国際社会の不可欠な一員として、今後も理念を同じくするパートナーと緊密に協力し、台湾海峡の平和と安定の維持、台湾の国際参加の拡大に努める。また、ルールに基づく国際秩序を守り、引き続き共同で、インド太平洋地域の安全保障と発展を推進していく」とするコメントを発表している。

Taiwan Today：２０２４年１２月１８日

写真提供：外交部
　外交部は、英国とオーストラリアが過去2年間に3回、公の場において共同で台湾への支持を表明したことに対して、高い評価と歓迎の意を表した。